日々の買い物で必ず手にするレシート。財布の整理とともに捨ててしまうその一枚が、実は次の旅行を近づける「マイルの原石」だとしたら、見過ごすことはできません。
「レシートポイ活」は、そんな何気ないレシートをスマートフォンのカメラで撮影するだけで、ポイントを獲得できる活動です。クレジットカード決済やポイントサイト案件のように一度に大量のマイルは稼げませんが、日々の支出を着実にマイルに変える、最も手軽な陸マイラー活動と言えるでしょう。
この記事では、「どのアプリを使えば効率的にポイントが貯まるのか?」「貯めたポイントをどうやってマイルに変えるのか?」という疑問に答えるべく、2025年最新の主要レシートポイ活アプリを徹底比較。あなたに最適なアプリと、マイル獲得までの最短ルートをナビゲートします。
レシートポイ活の基本|なぜレシートがお金に変わるのか?
まず、企業がレシートを買い取ってくれる仕組みを簡単に理解しておきましょう。私たちが提供するレシートの情報は、個人が特定されない形で統計データ化され、企業のマーケティング活動(商品開発や販促など)に活用されます。
私たちは購買データを提供する代わりに、その対価としてポイントを受け取る。これがレシートポイ活の基本的な仕組みです。この構造を理解すれば、安心してポイ活に取り組むことができます。
【徹底比較】主要レシートポイ活アプリ5選!あなたに合うのはどれ?
数あるレシートアプリの中から、陸マイラーの視点で「安全性」と「マイルへの交換しやすさ」を両立した5つのアプリを厳選しました。それぞれの特徴を比較し、自分に合ったアプリを見つけてください。
アプリ名 | 主な稼ぎ方 | ポイント交換先(マイルルート) | 特徴 |
---|---|---|---|
ONE(ワン) | どんなレシートも買取(1円〜) | ドットマネー、銀行振込など | とにかく手軽で初心者向け。画像の買取などユニークな案件も。 |
Rakuten Pasha | 事前取得したクーポン商品の購入 | 楽天ポイント | 楽天ユーザー必須。高還元の「トクダネ」商品が狙い目。 |
Tポイントアプリ | 指定商品の購入、レシート投稿 | Tポイント | Tポイントが直接貯まる。ANAマイルへの交換に有利。 |
CODE(コード) | レシート+商品バーコードスキャン | ドットマネー、dポイントなど | ゲーム感覚で楽しめる。どんな商品でもスキャン対象になる。 |
Coke ON | コカ・コーラ社製品の購入 | Coke ONスタンプ | 信頼性は抜群。自販機や対応店舗で飲料を買う人向け。 |
① ONE(ワン):手軽さNo.1のオールラウンダー
- 「とにかく全てのレシートをポイントにしたい」 という方におすすめ。
- アプリを起動し、レシートを撮影するだけのシンプル操作で1枚1円〜が貯まります。
- 貯まったポイントはドットマネー経由で各種マイルに交換できるため、陸マイラーとの相性も抜群です。まずはこのアプリから始めてみるのが良いでしょう。
② Rakuten Pasha(楽天パシャ):楽天経済圏の住人なら必須
- 「普段から楽天ポイントを貯めている」 という方に最適。
- 「トクダネ」と呼ばれる対象商品のクーポンを事前にGETし、購入後にレシートを送ると数十〜百数十ポイントが還元されます。
- 普段買う商品が対象になっていれば、他のアプリより圧倒的に効率よく稼げます。
③ Tポイントアプリ:ANAマイラーの最有力候補
- 「貯めたポイントはANAマイルに集約したい」 という陸マイラーに最もおすすめ。
- 対象商品の購入でTポイントが貯まるほか、レシート投稿を続けるだけでもポイントがもらえます。
- Tポイントは直接ANAマイルに交換できるため、ルートがシンプルで管理しやすいのが最大のメリットです。
④ CODE(コード):ゲーム感覚でコツコツ貯めたい派に
- 「ポイ活にも楽しさを求めたい」 という方に。
- レシート撮影に加え、購入した商品のバーコードをスキャンすることでポイントが貯まります。
- 日用品から食品まで、あらゆる商品がスキャン対象になるのが特徴。スキャンごとにミニゲームが発生し、楽しみながら続けられます。ポイントはドットマネーにも交換可能です。
⑤ Coke ON(コークオン):飲料購入をマイルの足しに
- 「自販機やコンビニでよく飲み物を買う」 という方向けの特化型アプリ。
- 対応自販機での購入や、店舗で購入した対象商品のバーコードをスキャンすることでスタンプが貯まり、15スタンプで好きなドリンク1本と交換できます。
- 直接マイルにはなりませんが、日々の飲料代を節約できる分、他のマイル活動に資金を回すことができます。運営が日本コカ・コーラという絶対的な安心感も魅力です。
陸マイラー向け!レシートポイ活のポイントをマイルに変える最適ルート
レシートポイ活で貯めたポイントは、マイルに交換して初めて価値が最大化されます。主要な交換ルートを覚えておきましょう。
- Tポイント → ANAマイル(レート50%)
- Tポイントアプリで貯めたポイントを、直接ANAマイルに交換できます。シンプルでわかりやすい王道ルートです。
- 各種ポイント → ドットマネー → 各種マイル
- ONEやCODEで貯めたポイントは、ポイント交換サイトのドットマネーに集約します。ドットマネーからはANAマイル、JALマイル、その他提携ポイントに手数料無料で交換でき、汎用性が非常に高いルートです。
- 楽天ポイント → ANAマイル(レート50%)
- Rakuten Pashaで貯めたポイントもANAマイルに交換可能ですが、期間限定ポイントは交換できない点に注意が必要です。
レシートポイ活の効果を最大化する3つの戦略
ただレシートを撮影するだけでなく、少しの工夫で獲得ポイントは大きく変わります。
戦略①:複数アプリの使い分け
同じレシートでも、アプリごとに使い分けるのが上級者です。
- まずONEで撮影し、1円を確実に獲得する。
- 次にRakuten PashaやTポイントアプリを開き、購入品に高還元の対象商品がなかったか確認する。
- 最後にCODEで全商品のバーコードをスキャンし、取りこぼしを防ぐ。
この流れを習慣化すれば、1枚のレシートから得られるリターンを最大化できます。
戦略②:「指定商品」案件を積極的に狙う
1枚1円のレシート撮影も重要ですが、大きく稼ぐには「指定商品」の購入がカギとなります。Rakuten PashaやTポイントアプリで、自分が普段から購入している日用品や食品が対象になっていないか、買い物前にチェックする習慣をつけましょう。
戦略③:毎日の「財布整理」をポイ活タイムに
レシートポイ活成功の秘訣は「継続」です。多くのアプリはレシート発行から7日以内など有効期限を設けています。「1日の終わりに財布を整理し、その日のレシートを全てスキャンする」というように、日々の生活サイクルに組み込んでしまうのが長続きのコツです。
安全に続けるための注意点(再確認)
手軽なレシートポイ活ですが、個人情報の観点から最低限の注意は払いましょう。
- クレジットカード情報は隠す:撮影前にカード番号などが記載されている部分は、指で隠すか油性ペンで塗りつぶしましょう。
- 信頼できるアプリのみ利用する:この記事で紹介したような、運営元が明確な大手アプリを利用すれば安全です。
まとめ|「チリツモ」を制して、次のフライトへ
レシートポイ活は、一撃で大量マイルを稼ぐ派手な活動ではありません。しかし、日々の何気ない支出を、着実にマイルに変えてくれる最も身近な陸マイラー活動です。
- 自分のスタイルに合わせてメインアプリ(Tポイント or ONE)を決める。
- 買い物前に対象商品を確認し、高単価案件を狙う。
- 毎日の習慣にして、取りこぼしなくポイントを積み上げる。
この「チリも積もればマイルとなる」精神こそ、陸マイラー活動の真髄です。クレジットカード決済やポイントサイト案件と組み合わせることで、あなたのマイル獲得ペースは確実に加速するでしょう。
さあ、まずは財布に眠っている今日のレシートを、アプリで撮影することから始めてみませんか?その一枚が、未来のあなたを空の旅へと連れて行ってくれるはずです。
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