「毎日の通勤や休日のドライブ、ただ移動している時間がマイルに変わったら…」そう考えたことはありませんか?特典航空券でハワイへ、ビジネスクラスでヨーロッパへ。そんな夢を叶えるために、多くの陸マイラーが日々マイルを貯めています。
しかし、クレジットカードの高額決済やポイントサイトの大量案件はハードルが高いと感じる方もいるでしょう。そんなあなたにおすすめしたいのが、移動するだけでポイントが貯まるアプリ「トリマ」です。
この記事では、あなたの日常の移動を「マイル」という価値ある資産に変えるための具体的な戦略を徹底解説します。「トリマって本当にマイルになるの?」「どれくらい効率が良いの?」といった疑問に、陸マイラーの視点から的確にお答えします。本記事を読めば、トリマを使ったポイ活を今日から始め、着実に無料のフライトに近づけるはずです。
トリマとは?移動でポイントが貯まる仕組みを解説
トリマは、スマートフォンを持って移動するだけで独自の「マイル」が貯まる人気のポイ活アプリです。(※この「マイル」は航空会社のマイルとは異なります)
基本的な仕組みは非常にシンプルです。
- 移動距離に応じてタンクが貯まる: スマートフォンのGPS機能を活用し、車、電車、徒歩、自転車など、あらゆる移動で画面上のタンクが満タンになります。
- タンクを回収してマイルを獲得: 満タンになったタンクをタップし、30秒程度の広告動画を視聴することで、60マイル+α(ガチャが引けるコイン)を獲得できます。動画を視聴しない場合は15マイルとなります。
- 歩数でもマイルが貯まる: 移動距離とは別に、1,000歩ごとにマイルを獲得できます。こちらも広告動画の視聴で獲得マイル数がアップします。
この他にも、アンケートへの回答や、指定されたミッション(アプリダウンロードやサービス登録など)をクリアすることでも、まとまったマイルを貯めることが可能です。つまり、特別なことをしなくても、「移動」と「歩く」という日常の行為そのものがポイント獲得に繋がるのです。
トリマのマイルはANA/JALマイルに交換可能!必須ルートを全公開
トリマで貯めたポイント(アプリ内マイル)は、直接ANAやJALのマイルに交換することはできません。しかし、ポイント交換サイトを経由することで、確実に航空会社のマイルに交換できます。
陸マイラーにとって最も重要なのが、この「交換ルート」です。2025年現在、おすすめのルートは以下の通りです。
交換元 | 経由サイト | 交換先 | 最終交換先 | 還元率の目安 |
---|---|---|---|---|
トリママイル | ドットマネー | Tポイント | ANAマイル | 約37.5% |
トリママイル | ドットマネー | Vポイント | ANAマイル | 約37.5% |
トリママイル | ドットマネー | Pontaポイント | JALマイル | 約25% |
【重要】交換のハブとなる「ドットマネー」
上記のルートを見てわかる通り、鍵となるのは「ドットマネー(.money)」です。トリマで貯めたポイントは、まずドットマネーに交換するのが基本戦略となります。
- 交換レート: 36,000トリママイル → 300ドットマネー(300円相当)
- 交換手数料: 無料
- 交換日数: リアルタイム〜数時間
ドットマネーから各種ポイントへの交換も手数料無料で行えるため、トリマで貯めた価値を減らすことなく、次のステップに進めるのが最大のメリットです。
ANAマイルへの交換ルート詳細
ドットマネーからANAマイルへは、TポイントまたはVポイントを経由するのが現在の主流です。
- トリマ → ドットマネー
- ドットマネー → Tポイント または Vポイント (1:1で交換)
- Tポイント or Vポイント → ANAマイル (交換レートにより変動)
TポイントやVポイントからANAマイルへの交換レートはキャンペーン等で変動しますが、概ね2ポイント=1マイル(50%)が基本です。しかし、特定のクレジットカードを保有していると交換率が上がるキャンペーンが開催されることもあります。
JALマイルへの交換ルート詳細
JALマイルを目指す場合は、Pontaポイントルートが一般的です。
- トリマ → ドットマネー
- ドットマネー → Pontaポイント (1:1で交換)
- Pontaポイント → JALマイル (2ポイント=1マイル、交換レート50%)
残念ながらJALマイルはANAマイルに比べて高効率な交換ルートが少ないのが現状です。しかし、トリマのような「ながらポイ活」でコツコツ貯めたポイントをJALマイルに充当できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
陸マイラー視点で分析!トリマのポイ活は「やるべき」か?
では、このトリマでのポイ活は、陸マイラー活動においてどれほどのインパクトを持つのでしょうか。効率性の観点からメリットとデメリットを分析します。
シミュレーション:トリマで1ヶ月に貯まるマイル数は?
仮に、車通勤で1日に往復50km移動し、5,000歩を歩くビジネスパーソンの場合を考えてみましょう。(動画視聴は毎回行う前提)
- 移動による獲得マイル:
- タンクは約10kmで1本満タンになります。50km ÷ 10km = 5本
- 5本 × 60マイル = 300トリママイル/日
- 歩数による獲得マイル:
- 5,000歩なので、1,000歩ごとに5回獲得チャンス。
- 5回 × 60マイル = 300トリママイル/日
- 1日の合計: 300 + 300 = 600トリママイル
- 1ヶ月(30日)の合計: 600 × 30 = 18,000トリママイル
- ドットマネー換算: 18,000トリママイル = 150円相当
- ANAマイル換算 (37.5%レート): 約 56 ANAマイル/月
このシミュレーション結果を見て、「思ったより少ない」と感じたかもしれません。確かに、トリマ単体で年間10万マイルといった目標を達成するのは非現実的です。
結論:メインではなく「最強の補助火力」として活用すべし
トリマの真価は、他のマイル獲得手段と組み合わせることで発揮されます。
-
メリット
- 完全無料: 初期投資ゼロで始められる。
- 手間いらず: 一度設定すれば、あとは移動するだけで自動的にタンクが貯まる。
- 継続しやすい: 日常生活の一部なので、モチベーションに左右されにくい。
- 移動が多い人は有利: ドライバーや営業職、旅行好きは効率が格段に上がる。
-
デメリット
- マイル交換レートは低い: クレカ決済やポイントサイトの高額案件には及ばない。
- 広告動画の視聴が必須: 時間を取られると感じる人もいる。
- バッテリー消費: GPSを常時利用するため、スマートフォンのバッテリー消費が早まる。
結論として、トリマは陸マイラー活動における「メインエンジン」ではなく、「補助ブースター」と位置づけるのが正解です。クレジットカード決済やポイントサイト案件でガツンとマイルを稼ぎつつ、トリマで毎日コツコツと底上げを図る。この組み合わせが、目標達成への最短ルートを築きます。
トリマでのポイ活効果を最大化する5つのコツ
どうせやるなら、効率的にポイントを貯めたいもの。トリマの効果を最大化するための5つのコツを伝授します。
-
動画視聴はマスト!ポイントは常に5倍速で
タンク回収時や歩数マイル獲得時に表示される「動画を見てマイルGET」は必ずタップしましょう。獲得マイル数が4倍以上になります。また、事前に動画を視聴することで、タンクが貯まるスピードを3倍速にすることも可能です。長距離移動の前には必須の操作です。 -
タンクは満タンになる前にこまめに回収
タンクの上限は初期設定で10本です。上限に達するとそれ以上は貯まらなくなり、機会損失となります。特に長距離移動中は、通知などを活用し、こまめにマイルを回収しましょう。 -
歩数上限(1日1万歩)を目指す
歩数によるマイル獲得は、1日1万歩が上限です。健康のためにも、意識して歩くことで取りこぼしなくマイルを獲得できます。 -
アンケートやミッションもチェック
移動や歩数だけでなく、「アンケート」や「ミッション」も重要なマイル源です。特にミッションには、無料の会員登録やアプリダウンロードで数万〜数十万トリママイルがもらえる高額案件が眠っていることがあります。 -
友達招待コードを活用する
家族や友人を招待すると、紹介した側・された側双方に5,000トリママイルが付与されます。これから始める人が周りにいれば、ぜひ活用しましょう。
【注意】トリマポイ活の落とし穴と対策
手軽に始められるトリマですが、注意点もあります。事前に知っておくことで、快適なポイ活を続けられます。
-
バッテリー消費とデータ通信量
GPSを常時利用するため、スマートフォンのバッテリー消費は確実に早くなります。モバイルバッテリーを携帯する、アプリ設定で省エネモードを利用するなどの対策が有効です。また、広告動画の視聴でデータ通信量が増えるため、Wi-Fi環境下でまとめて視聴するなどの工夫をしましょう。 -
ポイント交換ルートの改悪リスク
陸マイラーの世界では、ポイント交換ルートの「改悪」はつきものです。交換レートが下がったり、ルート自体が閉鎖されたりする可能性は常にあります。そのため、ポイントは貯めすぎず、定期的にドットマネーなどに交換しておくのがリスク管理の基本です。 -
位置情報提供への理解
トリマは位置情報を提供することで成り立つサービスです。プライバシーに関する考え方は人それぞれですので、アプリの利用規約などを確認し、納得した上で利用しましょう。
まとめ:日常の移動をマイルに変え、無料の旅へ飛び立とう
移動ポイ活アプリ「トリマ」は、陸マイラーにとって無視できない有効なツールです。
- トリマのポイントは、「ドットマネー」を経由してANAやJALのマイルに交換できる。
- マイル交換レートは決して高くないが、日常生活の中で手間なく無料で貯められるのが最大の魅力。
- クレジットカードやポイントサイトといった主力のマイル獲得方法と組み合わせる「補助火力」として活用するのが最も賢い戦略。
今日の通勤、明日の買い物、週末のドライブ。今までただ過ぎ去っていた時間が、これからは未来のフライトチケットに変わります。まずはアプリをダウンロードし、あなたの移動に「価値」を与えてみませんか?
その一歩が、無料で空を飛ぶための確実な滑走となるはずです。さあ、トリマと一緒に、次の旅へと飛び立ちましょう。
コメント