楽天証券ポイ活の完全ガイド｜投信積立でマイルを貯めて無料でハワイへ

「毎月の投信積立が、数年後のハワイ旅行に繋がる」

そう聞くと、少し大げさに聞こえるかもしれません。しかし、楽天証券を戦略的に活用すれば、それは決して夢物語ではありません。多くの人が資産形成のためだけに利用している楽天証券ですが、実は陸マイラーにとって、マイルを効率的に生み出す「秘密基地」になり得るのです。

日々の生活費をクレジットカードで支払う、ポイントサイトで高額案件をこなす。それらと並行して、将来のための資産形成までもがマイル獲得に繋がる。これこそ、合理性を追求する陸マイラーがたどり着く一つの答えです。

この記事では、あなたが楽天証券で眠らせているかもしれない「マイル獲得の可能性」を最大限に引き出すための具体的な方法を、余すところなく解説します。楽天証券でのポイ活を制し、資産とマイル、両方を手に入れてください。

なぜ陸マイラーは楽天証券に注目すべきなのか？

結論から言えば、楽天証券は「資産形成」と「マイル獲得」を両立できる、極めて合理的なプラットフォームだからです。

一般的な陸マイラー活動は、ポイントサイトの利用やクレジットカード決済が主戦場です。しかし、楽天証券を組み込むことで、これらに加えて「投資」という新たなマイル獲得源を開拓できます。

• 将来のための資産形成が直接マイルに繋がる
• 月々の積立という「継続的」なアクションでポイントが貯まる
• 楽天経済圏のハブとして、SPU（スーパーポイントアッププログラム）などを通じて相乗効果が期待できる

特に、毎月決まった額を投資に回す「投信積立」は、一度設定すれば自動的にポイントが貯まり続けるため、手間をかけずにマイルの原資を確保したいビジネスパーソンや主婦の方に最適な手法と言えるでしょう。

【2025年最新】楽天証券ポイ活の柱！ポイントを貯める4つの戦略

楽天証券でポイントを貯める方法は複数ありますが、陸マイラーが特に注力すべきは以下の4つです。特に「投信積立」に関する2つの方法は、活動の根幹をなすため、確実に押さえておきましょう。

戦略①：投信積立 × 楽天カードクレジット決済【上限10万円/月】

これが楽天証券ポイ活の王道です。NISA口座を含む投資信託の積立代金を楽天カードで支払うことで、ポイントが進呈されます。

重要なのは、ポイント還元率がカードの種類と、投資信託の代行手数料（信託報酬のうち、販売会社が受け取る手数料）によって変動する点です。

例えば、年会費永年無料の楽天カードでも、人気の高いeMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）のような低コストインデックスファンド（代行手数料率が年率0.4%未満）に月10万円積立した場合、毎月500ポイント（年間6,000ポイント）が自動的に貯まります。

戦略②：投信積立 × 楽天キャッシュ決済【上限5万円/月】

楽天カードクレジット決済の上限（月10万円）に加え、オンライン電子マネー「楽天キャッシュ」を利用することで、さらに積立額を増やし、ポイントを獲得できます。

楽天カードから楽天キャッシュへチャージする際に0.5%のポイントが還元されます。この楽天キャッシュを使って投信積立を行うのです。

• 楽天カード → 楽天キャッシュへチャージ（0.5%還元）
• 楽天キャッシュ → 投信積立（ポイント還元なし）

この方法の上限は月5万円です。
つまり、戦略①の楽天カード決済（10万円）と組み合わせることで、合計で月15万円までの積立がポイント還元の対象となります。

• 楽天カード決済（10万円）：500ポイント（楽天カード、低コストファンドの場合）
• 楽天キャッシュ決済（5万円）：250ポイント（楽天カードからのチャージ時）
• 合計：月750ポイント / 年間9,000ポイント

この「合わせ技」こそが、楽天証券でのポイ活を最大化する鍵となります。

戦略③：国内株式・米国株式の取引手数料で貯める

投資信託だけでなく、個別株の取引でもポイントは貯まります。
「超割コース」を選択していれば、国内株式取引手数料の1%、米国株式（円貨決済）取引手数料の2%がポイントバックされます。

頻繁に株式売買を行う方にとっては見逃せないメリットですが、あくまでメインは投信積立と考え、こちらは補助的な位置づけと捉えるのが良いでしょう。

戦略④：お得なキャンペーンを徹底活用する

楽天証券では、常時さまざまなキャンペーンが実施されています。

• 新規口座開設キャンペーン
• NISA口座開設＆取引キャンペーン
• 他社からの株式移管（入庫）キャンペーン

これらのキャンペーンを利用すれば、一度に数千ポイントを獲得することも可能です。これから楽天証券を始める方は、必ず公式サイトをチェックし、エントリー可能なキャンペーンはすべて活用しましょう。

貯めた楽天ポイントの出口戦略！ANAマイル一択の理由

さて、苦労して貯めた楽天ポイントを、いかにしてマイルに変えるか。ここが陸マイラーにとって最も重要な「出口戦略」です。

結論として、楽天ポイントはANAマイルに交換するのが唯一かつ最善の選択肢です。

楽天ポイントからANAマイルへの交換ルート

交換ルートは非常にシンプルですが、守るべきルールがいくつか存在します。

交換レートは50%と、他の主要ポイント（TポイントやVポイントなど）からの交換に比べて見劣りするわけではありません。楽天証券の投信積立で獲得したポイントは通常ポイントのため、問題なくANAマイルに交換できます。

毎月上限の20,000ポイントを交換し続ければ、年間で12万ANAマイルが貯まる計算になります。これは、ビジネスクラスでハワイへ往復できるマイル数に匹敵します。

JALマイルへの交換は現実的か？

楽天ポイントはJALマイルにも交換可能ですが、陸マイラーにとっては非推奨です。
レートはANAと同じ「2P→1マイル」ですが、JALマイルを貯めるなら「JALカード」や「モッピー」などを活用する方が遥かに効率的です。

マイルを貯める際は、ANAかJALか、どちらかに集中させるのが鉄則です。楽天ポイントの出口はANAマイルと割り切り、浮気しないことが成功への近道です。

楽天証券ポイ活を始める前の注意点とQ&A

手軽に始められる楽天証券ポイ活ですが、いくつか注意すべき点があります。

Q1. ポイント進呈ルールの変更リスクは？

A. 常に変更される可能性があると認識しておくべきです。

過去にも、楽天証券のポイントプログラムは何度か改定（多くは改悪）されてきました。現在の還元率が未来永劫続く保証はありません。定期的に公式サイトのお知らせを確認し、最新の情報をキャッチアップする習慣をつけましょう。

Q2. 投資であることのリスクは？

A. もちろん、元本保証ではありません。

ポイ活とはいえ、その原資は「投資」です。市場の変動によっては、購入した投資信託の価値が下落するリスクがあります。あくまで生活に影響のない余剰資金で行うこと、そして長期的な視点で資産を育てるという本来の目的を忘れないことが重要です。

Q3. NISA口座でもポイントは貯まる？

A. はい、貯まります。

新NISAの「つみたて投資枠」「成長投資枠」どちらの利用でも、楽天カード決済や楽天キャッシュ決済によるポイント進呈の対象です。非課税の恩恵を受けながら、同時にマイルの原資も貯められるため、NISA口座の活用は必須と言えるでしょう。

Q4. どの投資信託を選べばいい？

A. 低コストのインデックスファンドが基本です。

具体的な銘柄の推奨はできませんが、一般的には全世界株式（オール・カントリー）や米国株式（S&P500）などに連動する、信託報酬の低いインデックスファンドが長期の資産形成に向いているとされています。楽天カード決済のポイント還元率を最大化したい場合は、代行手数料が年率0.4%以上のファンドを選ぶという戦略もありますが、本質である長期的なリターンを損なわないよう、慎重に判断してください。

まとめ｜楽天証券をマイル製造機に変え、次の旅へ

楽天証券でのポイ活は、単なるお小遣い稼ぎではありません。「資産形成」という未来への投資と、「マイル獲得」という現在の楽しみを繋ぐ、非常に合理的でスマートな戦略です。

• 楽天カード決済（月10万円）と楽天キャッシュ決済（月5万円）の併用で、月15万円の積立をポイント対象に。
• 貯めた楽天ポイントは、迷わずANAマイルに交換する。
• NISA口座を最大限に活用し、非課税メリットとポイ活を両立させる。

これらの基本を押さえるだけで、あなたの資産は着実に増えながら、同時にマイルも貯まっていくという理想的なサイクルが回り始めます。

まだ楽天証券の口座をお持ちでないなら、まずは口座開設から始めてみましょう。そして、すでに口座をお持ちの方は、今すぐ投信積立の設定を見直してみてください。その一歩が、あなたを次の無料フライトへと導く、確かな滑走路になるはずです。